このページの監修者
弁護士法人ガイア総合法律事務所
安沢尚志 弁護士
慶應義塾大学法科大学院卒業
借金、債務整理、交通事故分野を強みとする
交通事故にあった後の流れは？
交通事故にあったときはまず警察を呼びましょう。軽度の交通事故であれば警察を呼ばなくてもよいのではと思うかもしれませんが、警察を呼ばなければ被害者には不利な状況になることがあるため、必ず呼ぶようにしましょう。
警察を呼ぶと状況を聞かれることになるので、証拠があれば提示し、警察の指示に従い捜査に協力をします。そして相手の連絡先や身元を確認しておき、病院へ行って怪我の治療や検査などを行い、病院で診断書をもらっておきます。
あとは自分が加入している保険会社に連絡し、交通事故にあったときの状況など詳細を伝えましょう。
交通事故にあった場合は相手に費用を請求することができますが、事故直後に行った病院での費用は本人がいったん立て替えておくケースも多いです。
交通事故ということを伝えることで相手側に直接費用請求を行ってくれる病院もありますが、そうでない場合はいったん立て替えることになるので、その場合は費用をまとめておき後に請求するようにします。
それ以降は相手や保険会社と連絡を取り合い、費用負担の話などを取り決めていきます。
交通事故にあってから示談成立までどのくらいの期間がかかる？
交通事故にあってから示談成立までの期間は人それぞれです。軽度のケガで済んだ場合は早々に示談を行うこともありますが、ケガの程度が重ければ示談金の額も高額となることもあり、示談成立までに時間がかかることが多いです。
例えば、むちうちの症状がなかなか良くならない場合、過失の割合での話し合いなど、示談までに1年近くかかる場合もあります。
加害者側は早く示談を行いたいため保険会社を通して示談要求をしてくるケースがありますが、示談の内容に納得できない場合はすぐに示談を受ける必要はありません。
もちろん納得したのであれば示談成立しても問題はありませんが、示談をするとその後は接骨院の施術費用も含め一切の費用を請求できないことに注意が必要です。
交通事故にあった直後は特に問題がなかったという場合でも、後になって痛みがでてくる場合があるので慎重に対応しましょう。
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