交通事故でよくある腰の症状

このようなことに悩まされていませんか？

・交通事故にあってから腰が痛む

・交通事故から3日後に頭が痛くなってきた

・腰から足にかけて、しびれがある

・年に1回はぎっくり腰になる

・朝起きると腰が痛い

・安静にしていても腰が痛む

腰痛の原因や症状とは？

急に身体をひねったり、重たいものを持ち上げたときに、急に激しい痛みを感じるのがぎっくり腰です。診断名は腰椎捻挫です。後ろから追突されるような交通事故でも、同じ症状になります。

捻挫ということは、「関節を動かしてはいけない範囲までひねった」といえますが、日常の何気ない動作でもおきてしまいます。このため一度経験した人は、再発をおそれて腰の筋肉を動かさなくなる、という悪循環をつくってしまいます。

また交通事故による腰の痛みは、すぐに症状があらわれない場合があるので、注意してください。半日から3日後に、腰に違和感を感じたり、頭痛がおきたら、すぐに専門家に診断してもらいましょう。

背骨を構成する中で頸椎7個、胸椎12コに続き、5個の椎骨を腰椎といいます。腰椎は5個目の腰椎のあと仙骨に続きます。

すべての椎骨は靭帯、椎間板、椎間関節によって結びき、身体を前後に伸ばしたり、左右にひねったり、といった運動を可能にしています。

また、背骨に沿うように脊髄が通っています。脳からの命令を受けた脊髄を経由して、身体の末端にまで神経は張り巡らされています。

腰痛で神経に障害があると、手や足にしびれをともなうので、改善までに長い期間を要する可能性があります。

腰痛の応急処置の方法とは？

事故直後のような初期段階で、腰に痛みを感じたら患部を冷やしてください。炎症をおこしている可能性が高いです。氷をビニール袋の中に入れて、タオルで包んでから患部にあてるといいでしょう。

徐々に炎症はおさまり、痛みがやわらいでくるはずです。あまり長時間冷やし続けないように注意してください。皮膚の表面が凍傷になってしまいます。30分から1時間ごとに、患部と皮膚の様子をみましょう。経過が順調なら、およそ3日で改善にむかいます。

事故直後は、緊張、興奮状態にあり、冷静な判断ができない状況です。特に異常がないと思っていても、後から症状がおきることがあります。

実際に「全然たいしたことのない追突事故だと思ってたら、後になって腰痛、頭痛、吐き気におそわれた」という声も聞きます。少しでも身体に違和感をおぼえたら、すぐに専門家に相談してください。

腰痛の回復を早めるためには？

炎症がなくなったら、初期症状とは反対に温めることが効果的になります。血行を良くして細胞の働きを活発にしましょう。具体的には、患部にカイロをつけて温めます。腰とお腹に、時間は5分から15分が目安です。

ぬるめの湯船につかって、患部や股関節付近の筋肉をほぐしてください。腰に負担がかからなければ、立ち上がって、両手で後ろから骨盤を押し込むイメージで上体をそらす運動も効果的です。

ストレッチ方法をいくつか紹介します。仰向けに寝て、片方の足の膝を両手でかかえます。10秒ほど行ってください。同じように反対側も。慣れてきたら、両足を両手でかかえてみましょう。上半身を丸めないで、背筋を伸ばすことを意識してください。

仰向けに寝て、両肩を床に付けたまま右足を左側へクロスさせます。腰周りの筋肉がしっかり伸びてるのを感じることができます。1回20秒から30秒くらい。5セット続けましょう。

ストレッチをしながら、ゆったりとした腹式呼吸も取り入れていきましょう。鼻からゆっくり吸い込んで、お腹が大きくふくらんだところで数秒間止めます。そのあとゆっくりと口から吐いてください。

腰痛を再発させないようにするには？

せっかく一度は改善しても、再発するという話はよく聞きます。原因はさまざまですが、公私問わず長時間デスクワークをしてる人はあてはまるでしょう。

本来、腰椎を横から見ると、お腹側に向かってゆるいカーブを描いているので、衝撃を吸収しやすくなっています。長時間同じ姿勢で作業している人は、肩や腰の筋肉が凝り固まっています。

同様に猫背になっている人は、一定個所に体重がかかりやすいので、ぎっくり腰を繰り返しやすいです。腰に痛みがなければ腹筋と背筋をしっかりきたえていきましょう。

腹筋と背筋は拮抗筋と呼ばれていて、お互いの筋力がそれぞれに影響をおよぼします。腹筋の力がさがれば、背筋の力も弱くなるといった感じです。

腹筋については、お腹の前にある「腹直筋」と横にある「腹斜筋」がありますが、いきなり「腹斜筋」をきたえると、腰痛を誘発してしまう可能性があるので、腹直筋をきたえながら、必要に応じて「腹斜筋」もメニューに入れて筋肉を鍛えていってください。

腰痛の施術に関するよくある質問

腰痛の施術には痛みはありますか？

お客様とのコミュニケーションをしっかりとりながら、痛みも不安もないように施術をおこないます。ご安心ください。

腰痛の施術に保険は使えますか？

日常生活における腰痛の施術には保険は使用できませんが、交通事故による腰痛では使用できます。事故からの経過日数や状況にもよるので、まずはご来院いただき詳しく内容をお聞かせください。

腰痛に効く食べ物はありますか？

チーズ、牛乳などカルシウムを含む乳製品、大豆やゴマなどのマグネシウム、豚肉、鮭などのたんぱく質、アーモンド、抹茶などのビタミンEがあげられます。接骨院での施術と併せて、ぜひ取り入れてください。